パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 再出発

ご飯を炊いてるよりはと思い、焼きそばの材料を買い、

野菜不足だと思いサラダの材料を買った。

買い物を済ませ、亨のマンションへ急ぐ…。

マンションに着くと亨が洗濯機を回していた。

「ただいま」

「おかえり」

おかえりと誰かに言われる感覚が幸せに思える

「何、買って来たの？コンビニにしては結構大きい袋だけど…」

「焼きそば作ってあげる」

「本当？」

亨は子供のように喜んでいた。

栞奈は調理に取り掛かる。

キッチンはさほど使われてないせいか

キレイだった。

『本当に料理しないのね…』

久しぶりに誰かに作ってあげるという事が栞奈は嬉しかった。

手際よく調理をする栞奈を見て、亨が後ろから抱きしめた。

「危ないわよ…」

「栞奈…ありがとう…焼きそば楽しみしてるね…」

そういうとリビングに戻って行った。

調理を終え、テーブルに運んだ。

亨は目をキラキラさせ、焼きそばを頬張る、

誰かが作った料理は久しぶりなのだろう。

「美味い！」

「焼きそば何て、何も工夫してないわよ」

「良いんだ…栞奈が作ってくれたってだけで俺は幸せだよ」

空腹だったせいか、一気に食べてしまった。

片付けをし、洗い物をしソファーに戻る。

亨は一服をしていた。

「そろそろ、帰るわ…明日も仕事だし…」

「栞奈…側に居ろよ…もう少し…居ろよ…」

亨は栞奈を抱きしめキスをした。

優しくキスをし、栞奈を抱きしめる腕は強くなった。

「栞奈…もう…どこにも行くな…俺の側に居ろよ…」

キスは激しくなり、亨の舌が口の中に入ってきた。

タバコの香りが心地良かった。