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第14章 展開

少し経ち、子供を連れ和歌子が来た。

事務所の中に入ると憔悴してる栞奈が見えた。

「どういう事？」

「和歌子…ごめんなさい…仕事中なのに…」

「そんな事良いの！気にしないで…大丈夫？」

亨が和歌子にもう一度詳しく話した。

和歌子も同様、顔をしかめ怒りに満ちた表情を見せる…

やはり行く必要ないと言い、変わりに自分が行くと言った。

「でも…」

「栞奈には黙ってたけど、あの人引っ越してきてから
　近所の人に栞奈が不倫をして追い出されたって言いまわってたのよ…」

「えっ？そんな…」

「最近は、無くなったからこの前、甘えて栞奈を呼んじゃったけど…」

どういう事なのか理解が出来ずに居た。

「私は、優と別れたのよ…今更何？何がしたいの？」

「今日は、店を閉めましょう…」

和歌子は、臨時休業の張り紙を書き、スタッフに説明し帰らせた。

「和歌子、ごめんなさい・・・・迷惑かけて…」

「良いの…大丈夫だから…今日はお客さんも少ないみたいだし…たまにはいいのよ」

美和が来てから2時間が経った。

さすがに居ないだろうと思い3人は店を後にした。