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第15章 未来への希望

あれから数か月が過ぎ、栞奈も亨も仕事は忙しかったが、

それぞれを慰め合って助け合って生活をしている。

二人は、一週間ほど前から一緒に暮らし始めた。

栞奈はアパートを出て亨のマンションへ引っ越したのだ。

亨が仕事から帰って来る時間は結構遅い時間だが

夕食を作り、大体は起きて待っていた。

亨は夕食を楽しみにし、どこにも立ち寄らずまっすぐ帰って来る。

栞奈もまた亨との生活が楽しみで、幸せだった。

何度も優しく抱かれる度、栞奈の心は満たされた。