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禁愛
第15章 未来への希望
数年後…

家族は4人になり、長女と長男を授かった。

相変わらず、亨は忙しく家族の為に働き

栞奈は、仕事を辞め専業主婦になった。

今日は10回目の結婚記念日。

いつものように亨の帰りを待ち、夕飯の準備をする。

そして、インターホンが鳴り

「あっ!パパかな…」

っと娘が玄関に迎えに行く。

「ただいま…」

「おかえりなさい」

っといつもの様にあいさつを交わすと

亨は子供たちの前で栞奈を抱きしめ…

「愛してるよ…栞奈…」

っとキスをした。

子供たちはぽかんと口を開けその様子を黙って見ている。

「ちょっ…子供が見てる!」

栞奈は照れ臭かったが…嬉しかった。

そして、再度キスをしようとしたとき

「ちゅーしたぁぁぁ」

っと5歳になる息子(朝陽あさひ)がはしゃいでいた。

「良いんだよ…パパはママを愛してるんだから」

っと朝陽に言い聞かせ、再度栞奈を抱きしめ。

キスをした。

「亨…ありがとう…私も愛してる」

子供たちの前で再び誓いのキスをした。
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