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禁愛
第5章 葛藤
それから3日後の夜…

栞奈はお風呂に入り、リビングでくつろいでいた。

プルルルルル♪

携帯が鳴る…優かと思い画面を見ると亨からだった。

「立花君…」

ドキドキする気持ちを抑えながら携帯に出た。

「もしもし?」

「栞奈? あれから連絡くれないからさ!本気で嫌われたのかと思って…」

「嫌う?嫌わないわよ…」

「良かった、最近どう?平凡?」

最近の近況などを話す…。

その時…プーップーッ!キャッチが入る…

優!!!

「あ・・・・立花君・・・ごめん・・・旦那から着信・・・」

「あぁ。分かったまたな・・・」

亨はそっけなく良い、電話を切った・・・。

優からの着信に動揺を隠せない。

「もし・・もし?」

「俺!忙しかった?」

心臓がまたビクっとする・・・

「ど・・どうして?」

「出るの、遅かったから」

「ゴメン、キッチンにいたの」

小さな嘘を付く。

優と普通に会話をし、電話を切る。

栞奈は大きく深呼吸をした。

正直、栞奈は優の電話に出るのが怖くなっていた。
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