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禁愛
第6章 事件・・・
「和歌子…優は…私の心配はして・・・くれなかった…栞奈は大丈夫なのか?って聞いてもくれなかった・・・」

「うん・・・きっと動揺したのよ…今日は私の家に来て、明日一緒に片付けよう…
 ねっ?」

「立花君は、真っ先に私を心配してくれたの…あの人が居なかったら私はどうなってたか
分からない…今の優みたいに戸締りしなかったのか何て聞かなかった…」

和歌子は頷きながら栞奈の背中を擦り話を聞く。

「栞奈、立花さんに会いたい?」

「うん…今すぐに会いたい、心配だもの…」

和歌子は何かを察知したのかは分からないが

「病院まで送っていくわ、栞奈行こう」

「えっ?」

和歌子は栞奈を立たせ、家を出た。

家を出て歩き始めると、和歌子の携帯に旦那さんから電話が着た

もうすぐ帰れるという…。

「栞奈を病院に届けたら、旦那も迎えに行ってくるわ」

「本当に、迷惑かけてごめんなさい…」

「いいのよ、立花さんに甘えてきなさい!」

「えっ??」

「大丈夫よ、旦那にはうまく言っとくわ」

「ありがとう…」
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