この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁愛
第6章 事件・・・

「優に言わなきゃ…」

「私がかけようか?」

「ううん、大丈夫…」

栞奈は、再度・・・優の携帯に電話を掛ける。

女が出たらどうしようなどは考える余裕も無かった。

何回かコールすると、優が出た。

「もしもし!どうした?」

「泥棒が…泥棒が入ったの…あなたの大切にしていた時計取られちゃった・・・」

「泥棒?他に何か取られたものは?」

栞奈は、絶望した…。

『取られたもの?私の心配はしてくれないの?私がどんなに怖い思いしたと思ってるの?』

何も答えず、携帯をぎゅっと握る…

「栞奈?もしもし?」

「他には、私のジュエリーと5万円だけよ…」

「そうか、出来るだけ早く帰るよ、明日行きたいんだけど…
 立て込んでて無理なんだ…警察には届けたんだろ?」


『何言ってるの?自分の家が泥棒に入ったのよ!明日はこれない?
 警察?何言ってるの?』

「優…何・・・言って・・・」

「何?聞こえない!栞奈?」

「ううん。警察には届けた、大丈夫よ」

「戸締りしてなかったのか?」


『優、だから何言ってるのよ!』

栞奈は無言で電話を切った。

「どうした?」

和歌子は心配そうに覗きこむ…

栞奈はただ静かに泣いていた。

再び、栞奈の携帯が鳴る。。。すぐ優だと分かった。

栞奈は電話に出ようとしない…。

和歌子は栞奈から携帯を取り出た。

「もしもし、和歌子です…」

「あぁ・・・」

栞奈では無く和歌子が出たので優は驚いている様子だった。

思い切り文句を言いたい所だったけど、その気持ちをぐっと堪え、

事情を話した。

「今晩は、うちに泊めますね・・・一人に出来ないし…寝れる状態じゃないので
 優さんはご心配なく、お仕事に打ち込んで下さい!」

和歌子は嫌味を言い、電話を切った。
/248ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ