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禁愛
第6章 事件・・・
夕方…片付けも一段落し、業者にガラスの修理の依頼をし明日来るという事だった。

「このまま割られたガラスの所に居るのは嫌でしょ?今日はうちにおいでよ。
 うるさいお義母さん居るけどさ・・・」

「悪いよ…甘えてばっかりもいられないし…」

背中をバシっと叩かれる・・・!

「痛っ・・・」

「甘えなさい!こんな時はいっぱい甘えなさい!一人で居るの怖いでしょ?
 それか・・・立花さんと一緒に居たいのぉ??」

「そんなんじゃ・・・そんなんじゃないよ・・・」

和歌子は元気に笑う、

「旦那もそうしろって言ってたしね!今日は飲もう!」

「うん・・・ありがとう」

栞奈と和歌子は戸締りを確認し家を後にした。

家の外に出ると近所の奥さま達が一気に寄ってきた

「前坂さん、大変だったわねぇ…救急車来てたけど誰かケガしたの?」

「えっ?・・・・あの・・・・」

亨の事をどう説明して良いかも分からない・・・

「私のいとこなんですよ・・・たまたま家に居たので旦那と一緒に様子を見に
 行ってもらったら少しケガしちゃって・・・でも大丈夫ですので・・・」

和歌子がフォローをしてくれた。

「そう・・前坂さん元気出してね!何かあったらいつでも言うのよ!」

「ありがとうございます」

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