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疼く…
第10章 試練 2
どれくらいの時間が経ったのだろう…

肉体は疲れ果て 喉は渇き 腕の感覚は無くなっていた。

『反省』と言われたままの放置…

……………………………

『麻以?』

『はい、御主人様…』
『申し訳ございませんでした。麻以が悪かったのです…最低の奴隷です…』

『何を反省した?』

『はい、嘘をついたこと。御主人様を騙すような演技をして素直じゃなかったこと。です…』

『本当に反省しているね?次は無いよ。』


御主人様は そう言うと 腕の拘束を解き、弓なりの支えを立てて、麻以の身体を労ってくださった。

これから、本題の調教、微電動で感じる身体を作り、麻以初体験の電マを身体に覚えてもらうよ。言っておくが 相当苦しいよ、ま、今の麻以にとっては、って話だけどね!

御主人様は 拘束台に括りつける前に 身体に傷薬を塗り込み、栄養ドリンクとミネラルウォーターを与えてくださった。(ミネラルウォーターは1リットルもあり、多いように思えたが、渇きを潤すのにはちょうどよい量だった)

助手が手際よく麻以を括りつけた。
『張り具合はどうしましょう?』

『先程よりも少し強く張ってもらおうか』


この体勢は 麻以にとっては苦痛。御主人様は苦しむ麻以の表情に御満悦だ。


電流が身体中を駆け巡り、うるさい声をあげないようにと 晒しの猿轡を噛まされた。

乳首、臀部、太股、脇腹、骨盤、クリトリス、一斉に電流が走った!

微弱とはいえ、背中や尻、至る所に這う 鞭のミミズ腫れや傷に激痛がめり込んでくる。

猿轡は 口から溢れる唾液を吸い余し、だらしなく口の脇からあぶくのように垂れ流している。

この惨めさに いつしか 陶酔している麻以だった…

遠くの方で『いい顔をしているねぇ、僕の愛奴、麻以』

そう 聞こえた…
身体が宙に泳ぐような感覚と安堵感だった。

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