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疼く…
第11章 試練の先に
麻以の熱は高く、今日の調教は中止された。
この二日間は 麻以には あまりにも刺激的だった。発熱は想定内、ゆっくり休ませよう。主は思っていた。


紅い顔で うわごとを言いながら 麻以は眠っている。時間を見ながら 時折麻以を起こし、水を飲ませる。身体の傷の手当てをしながら 汗を拭く。

この主は 本当に愛奴麻以が愛おしいのだ。
愛奴麻以の中に何度ぺニスを挿したかったことか…中途半端なM女にしたくない!その思いは 主の欲求を遥かに上回るものだった。

今 ここで 寝息をたてて横たわる麻以が愛おしい!苦しいくらい愛しているのだ。


主は 片時も麻以の傍を離れなかった。夕食も麻以のベッドの傍らで摂った。


日もすっかり暮れた頃、麻以は目を覚ました。

『御主人様…申し訳ありません…麻以は不出来な奴隷です…ごめんなさい』

健気だ。これもまた、主を愛するが故に発せられる言葉なのだろう。

縄を解き放ち 思いのたけ抱きしめたい主だった。

『そんなことはない。麻以の成長は目覚ましいほどだよ、立派な愛奴麻以だ』

主は愛奴の髪を撫でた。

微熱はあるが、元気そうな麻以。オレンジジュースとオートミールを用意した。

『食べられるだけでいいよ、さあ、口を開けて』

主の献身に麻以は泣いた、しゃくりあげて。
そして 必ず 御主人様の自慢の妖艶な愛奴になる!麻以は強く決心した。
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