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疼く…
第11章 試練の先に
麻以のたっての希望により、平熱まで回復した身体に縄をかけた。軽く。優しさではなく、このまま寝かせるためだ。ベッドに張り付けられたまま、胸に腹に腰に股にと縄はかけられた。おまんことアナルにはローターが埋め込まれた。
乳首にはよがり刷毛。

『麻以、覚悟は?』

『はい、御主人様、お願いします』

スイッチが入れられた。


弱く弱く 逝きたいけど逝けない、まあまあ 普通を装い 会話もできるくらいの刺激。

ご褒美に一度 逝かせてあげただけ、特別。

今はまだ 気持ちいいとか 逝くなんて感じを与えることはダメ。苦しみもがくほど 悦楽は大きな波となって押し寄せるのだから。

淫乱に一心不乱に悦楽を欲する身体になれ!妖艶に腰をくねらせ、蕩けた瞳で一筋の涙を流し、秘部を連想する口元に涎を溜めるんだ。

魅せる愛奴になるのだ。


焦れったい身体をどうすることも出来ないまま、夜が明けた。
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