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The Bitch (ザ、ビッチ)
第8章 エピローグ  『わたしの好きに...』
 5

 ほらぁ…さあ…舐めるのよ…」

 わたしは目の前で膝まづき、昂ぶりの目でわたしを見つめてくる彼へ…
 敢えて、エムの心を震わせるように…
 そう、冷たく云い放つ。

「ぁ………」
 すると彼は、昂ぶりに潤んだ目を向けながら、小さくそう声を漏らし…
 おずおずと、両手をゆっくりと持ち上げ…
 彼の目の前に、ゆらゆらと揺らしている爪先を、いや、脚先を眩しそうに見つめ…

 そして、両手で大切なモノを包み込むかのよ
うに…

「さぁ、そのヒールを…脱がせて……」
 わたしはさっきとは一転、甘い声音で囁く。

「………ぁ……」
 彼はそう小さな感嘆の声を漏らし、ゴクリと喉を鳴らし、神々しく両手でヒールを包み上げ、ゆっくりと自らの顔に導き、そして…
 唇を寄せてきた。

 うん…とりあえずは合格かな?…
 と、思いながら久しぶりな、和哉以来のストッキングラブという自らの性癖嗜好の昂ぶりに疼かせながら、その彼を見つめていく。

「はぁぁ………ふぅぅ…………」
 彼は、そんな感極まったかのような吐息を漏らし…
 ヒールから覗く脚先の甲の辺りに頬ずりをし、ゆっくりと唇を這わせはじめる。

 これは、ストッキングフェチそのもの特有な昂ぶりの動き…
 わたしはそんな彼の、まるで、美味しいモノをゆっくりと愛でるかのような仕草に、ズキズキ…と、奥からの疼きを感じてきていた。

「……ぁ………ん………」
 今度はわたし自身が、このフェチな仕草に小さく声を漏らしてしまう…

 そしてゆっくりと彼の唇が…
 そう、ゆっくりと、まるで愛しむかのように、慈しむかの如くに、ヒールの両脇を、脚の甲、踝の辺りを這い回る。

「う…わ…素敵だ……堪らない……」
 そんな感嘆の声を漏らしながら、その仕草、いや、わたしにとっては愛撫そのもの…
 そう、ストッキングラブの愛撫そのものに、ズキズキと、更に強く疼かせ、そして、融けはじめてきていた。

 あの和哉と麻耶さんの夜から、約二ヶ月以上が過ぎ…
 元に戻りつつある、わたしのビッチな性欲が、この愛撫により...

 一気に昂ぶり、高まってきた。

 あぁ、早く、早く、脚先を…

 ストッキング脚の爪先を…

 舐め、しゃぶり、愛して欲しい…

 わたしは心で叫び、融け、震えていた。



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