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12歳年下の彼と同棲開始する話
第1章 2024年4月5日
「え?で、…デート……」
雄介さんとは…半同棲みたいな感じで
…8年も…付き合ってたのもあって、
デートと言ってもどこかへ
出掛けるって言うのよりは
お家デート…が殆どで…。
あの人が…出掛けたがらないと言うか
人が多いからとか遠いとか…
理由を付けて…断られてたと言うか。
私じゃない女に…お金を掛けてたから
結局の所私にお金を使いたくなかった
って言うのが…正しい…んだろうけども。
『そうですよ、デートですよ…
まぁ…巴さんの…引っ越しが済んで
色々落ち着いてから…ですけど…。
…ああ、桜は…観に行ったんで
そうだなぁ…春だし…
チューリップとか…どうですかね?』
「チューリップ……」
『やっぱり…兵庫でチューリップ
観に行くって言ったら、
有名なのは…但東町の…
たんとうチューリップ祭りですかね?
後は…、加西のフラワーセンターか…
明石海峡公園とか…ですかね?
5月は…ネモフィラでも…
観に行きましょうか?
あ、ユニバの近くの…舞洲に
ネモフィラが有名な所…ありますよね?
BBQするのにもいい季節ですし…
あの2人と一緒に…行っても良さそうですよね?』
もう…来週ぐらいから一緒に
あの…テラスハウスで同棲するのに。
彼は…一緒にどこどこへ
遊びに行きましょうとか…ばっかり
ベッドの上で…話をしていて。
『これからは…一緒に暮すんですし、
平日の夜に飲みに行ったりとか、
一緒にスーパーに買い物行ったりとか
夜中に…アイス買いに、
コンビニデートも出来ますよ。
あ、別に……一緒に
住んでなくても…できますけどねぇ…』
今日は…飲み放題のプランで
結構彼は飲んでたけど。
もう…サウナで1汗掻いた後だし。
まだ…酔ってる…と言うより
彼のテンションが…妙に高いのは
…私と一緒に同棲するのが…
楽しみで…仕方がないって意味…??
『これからは、毎日…
あの家に帰ったら。
巴さんの顔見れますもんね』
この…彼氏さんに…掛かったら
夜中に一緒にコンビニ行くだけで
立派なデートになってしまう。
でも…、嬉しいな…って
嬉しそうな彼を見てると…
こっちも…そう思えて来て…。