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12歳年下の彼と同棲開始する話
第2章 神戸市立王子動物園

「そうだね…大和に
何か…買って帰ろうかな…?」

『そう言えば…巴さんの
妹さんってもうすぐ…
ご出産予定でしたよね?
今日お土産…買って帰るより
その子…ここに連れて来る方が…
良いかなって、赤ちゃん産まれたら
しばらく遊びに行ったりできませんよね?』

出産後の1ヶ月は…妹の千冬は
産後の身体を休める時期だし。
うちの両親が大和の面倒を見る事になるし。
週末位は…両親にも…
ゆっくりして貰う為にも…
大和を預かるのも…良いかも知れない。

「うちの両親にも…、
ゆっくりする時間が…
そうしたら取れるだろうし…
私達が大和を預かって
温泉にでも…行って貰っても
良いかも知れない…な…
でも…港斗君は…良いの?」

『勿論…良いですよ…?
巴さんとは…今月から毎日一緒に
過ごせますから毎日デートですし。
どこかの週末位…構いませんよ。
あそこ行きましょうよ…
モザイクのアンパンマンミュージアム』

こども園に行っている大和には
アンパンマンミュージアムは
丁度楽しめる年齢かも知れない。

『アンパンマンミュージアムに
開店??で行って、
あの…モールの中のアンパンマンの
レストランみたいなの行って
お昼食べて、午後に動物園来て
閉園まで遊んだらいいじゃないですか』

もう…そうなったら大和も
帰りの車の車内では
疲れて寝ちゃうだろうしな…。

「私は…港斗君が良いんだったら
うちの両親も妹の千冬も
大和…本人も喜ぶだろうし…
ありがたい申し出…だけど」

『僕がそうしませんかって
言ってるのに…巴さんも
気にしすぎ…ですって…。
大和君は巴さんの甥っ子でしょ?
僕が巴さんと結婚したら
僕の甥っ子みたいなものですし…』

結婚したら……

と言う言葉が…彼の口から出て。

そう…結婚…。

その後は…頭の中で
結婚って言葉がチラチラして
お土産を選んでいても…
こう…考えが纏まらなくて…
適当に…選んでしまったんだけど。

その後は大倉山にある
おおもりめしこふじで
ランチを食べてから。

王子動物園から
須磨浦公園駅までは
車で30分程…の
16キロ程度の距離にある。




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