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12歳年下の彼と同棲開始する話
第2章 神戸市立王子動物園
私が…あの位の頃も…
あんな風に…してたのかなって
そんな事を考えながら。
ゆっくりと階段を降りて
遊園地のエリアに辿り着いた。
『昨日も…乗りましたけど…』
そんなに大きな遊園地エリアじゃないので
昨日…めぼしいものには
殆ど乗ってしまったんだけど。
『あれ乗りましょうよ、自転車こぐ奴…』
ちょっと高い場所に設置された
レールを漕いで移動する
サイクルモノレールに
彼が乗ろうと言って来て。
昨日はこれには乗ってないから
彼と一緒にペダルを漕いで
遊園地エリアの空中散歩を楽しむ。
飛行機みたいなのに乗って
回る飛行塔や、昨日は
あの2人が乗っていた
パラトルーパーに乗ったりして。
遊園地エリアから…南に進むと
象と、肉食獣が居るエリアになる。
『てか…レストラン…
カレーの方も…こっちのも
閉店しちゃってるんですね…』
この遊園地のエリアに2軒
レストランがあったのだけど
パオパオからは象を見ながら
ご飯が食べられる…レストランって
そんな感じだったんだけど…。
「そうだね…、お弁当を持って
お花見に来る時もあったし
パオパオでご飯食べた事もあったし」
動物園の人気者のアジアゾウを見て
肉食獣のエリアに向かった。
アムールトラやアムールヒョウ
ライオンにジャガーに
それから…私の好きなユキヒョウが居る。
『ヒョウは猫味ありますよね…』
「じゃれられたら…大惨事だけどね…」
肉食獣のエリアの先に
オウムとかが展示してある場所があって。
ここが動物園の南の端になる。
これで…王子動物園の
園内をフラミンゴから一周して
入口の方に戻って来るのだが。
『売店で…何か買いましょうよ』
ちょっとした子供のオムツとか
雨具とか使い捨てカメラとかと
一緒にお土産を売ってる売店が
出入口の側にあって。
動物園のお土産と言えば…
動物をモチーフにした物が多いし
実際に子供の頃も…来る度に
1つ…ぬいぐるみを買って貰ってた。
「実家にね…ここで買って貰たり
スマスイでね…買って貰った子
まだ…部屋に…飾ってあるんだよ…」
『何か…買いましょうよ
パンダが良いですかね?
ライオンとかキリンもありますし…』