この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼と同棲開始する話
第4章 2024年4月7日
食器棚のお皿や
ボールやお玉とか…フライ返しとか
フライパンとかお鍋とかも
彼が…コンテナを幾つか用意してくれたので。
それに綺麗に纏めて置いて。
服とか小物も…纏めたのを運んで貰って。
リビングのテーブルと、
脚付きもマットレスの横で
使っていたサイドテーブル…と
彼が買ってくれたクリスマスツリーや
クリスマスの飾りも…先に運んで貰った。
冷蔵庫も…炊飯器も
電子レンジもないので
もう…この家では、料理らしい
料理は出来ないから…。
お昼ご飯は…前に…ここに
引っ越しして来た時に
お寿司を出前して貰った
お寿司屋さんに出前を頼んで。
お寿司屋さんが持って来てくれた
お寿司が…多かったので
彼に尋ねたら。
その手伝いに来てくれる2人の分だと
彼がそう話してくれて。
『多分…もうすぐ…
こっちに…来ると思うので…』
今日は…荷物を運ぶので
アパートの共用部分に
トラックを駐車する事は
大家さんには連絡してある。
『あ、あれじゃないですかね…?』
その…共用のエリアに
”水嶋運送”と書かれた
トラックが1台入って来て。
その後に玄関のインターフォンが鳴った。
出て来ますねと…彼が
玄関のモニターを確認すると
その待っていた2人だった様で
ドアの鍵を開けて、中に入るように促して
こっちに2人を伴って戻って来る。
『巴さん…紹介しますね、
こちらが…僕の…腐れ縁…みたいな
小学、中学、高校と一緒だった同級生で』
港斗を挟んで…2人
同じ顔が並んでいて。
『はい、ど~も…初めましてぇ
俺は、水嶋來翔(みずしまらいと)
よろしゅうに。仲良ぅしたってや』
彼も神戸の人だし、
この2人も神戸の人なのに
割とコテコテの関西弁で
右側の男性が話かけて来て。
と言うか…右側に立ってるから
ライト??とか思っていたら。
『それで…僕は…、
水嶋…レフトと…言いたい所では
あるんですけど、レフトじゃなくて
水嶋有翔(みずしまあると)なんです…』
右の人はライトさんで
左の人はレフトじゃなくてアルトさん…。
「初めまして、來翔さんと有翔さん…。
今日は…折角の日曜日なのに
引っ越しのお手伝いを
お願いしてしまいまして…」