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12歳年下の彼と同棲開始する話
第7章 2024年4月12日

「ううん、いいの。
あの2人が居てくれたから
あんなにスムーズに引っ越しが
あの時間で済んだんだもん…」

『何か…して欲しい事とか、
手伝える事とかありますか?』

「うう~ん…特にないかな?
ケーキは後で出せばいいし。
後は…シュリンプカクテルを
グラスに盛り付ける位かな?」

丁度いい感じの口が広い
スタッキングできそうな
ワイングラスを彼が持ってるのは…、
食器棚にグラスが色々と
入ってたから知ってるんだけど。

コストコのシュリンプカクテルは
ソースとレモンもついて来て
そのまますぐに食べられるから
味も美味しいし…良いなって思う。

「あ、そうだ…。港斗君。
ホットプレート使うから、
…ホットプレートの
深皿のプレートを洗って貰って
あっちにセットして貰えたら助かるかな?」

『あれですね、前に
煮込みハンバーグ作ってくれた時の』

彼にホットプレートを
セットして貰う様にお願いして。
アイリスオーヤマのホットプレートは
左右に分かれてるタイプだから。

片方でプルコギビーフを焼いて、
片方でカマンベールチーズで
チーズフォンデュをして。
プルコギ焼いたら皿に移して。
そこでアヒージョを作るつもり。

『もしかして、プルコギビーフも
…ここで焼くんですか?』

「うん、そのつもり…だよ…」

『ライブキッチンじゃないですか』

「そんな……ライブキッチンなんて
呼べるほど、大層な物じゃないよ…。
味付けしてあるお肉を、
ホットプレートで炒めるだけだしね…」

面倒くさい事全部…
コストコさんがしてくれてるし。
私は焼くだけの簡単なお仕事だ。

『あ、LINEだ…。
巴さん…あの2人から
ちょっと早めに着いても良いかって
確認のLINEが来てるんですけど』

「うん…もう10分もあれば
大丈夫だよ。もうすぐ着くんだったら
カマンベールチーズの方も…
すぐに食べれる感じにして来るね」

港斗君が言うに、今駅前の
駐車場に車を置いたから
駅からこのテラスハウスまでは
徒歩13分程の距離だ。

下処理をしていたお刺身の盛り合わせは
盛り付けて置いた野菜の上に並べる。

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