この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ヤンデレ彼氏
第2章 壊れる音
「じゃーな!淳、先帰るぞ!」
「もうすぐ麻友が来ると思うからねー!今日こそ頑張ってね」
新名と須磨さんがそう言って帰っていく。
「今日こそ」とは、キスのことだ。
付き合って、4か月、キスもまだだというと、須磨さんは驚いていた。
そして、「早くするべき!」と何度も何度も言ってくる。
あまりにも何度も言うから、今週中に…と約束したものの、もう金曜日。
優しく抱き寄せてからキスをしようか。それとも…
「淳?帰ろ?」
ドアごしに麻友の声がする。
「今行くよ」
部室の忘れもの確認をして、ドアを開ける。
「…ほら…」
そっと手を差し出すと、麻友が手を重ねる。
これだけで幸せなんだ。
でも、どこか不満でもあるのは事実。
「もうすぐ麻友が来ると思うからねー!今日こそ頑張ってね」
新名と須磨さんがそう言って帰っていく。
「今日こそ」とは、キスのことだ。
付き合って、4か月、キスもまだだというと、須磨さんは驚いていた。
そして、「早くするべき!」と何度も何度も言ってくる。
あまりにも何度も言うから、今週中に…と約束したものの、もう金曜日。
優しく抱き寄せてからキスをしようか。それとも…
「淳?帰ろ?」
ドアごしに麻友の声がする。
「今行くよ」
部室の忘れもの確認をして、ドアを開ける。
「…ほら…」
そっと手を差し出すと、麻友が手を重ねる。
これだけで幸せなんだ。
でも、どこか不満でもあるのは事実。