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ヤンデレ彼氏
第2章 壊れる音
「わぁ…きれい!」
俺たちの学校は、高台にある。
市街地が見渡せる、いい位置にある。
「ねえ、見て見て!街がオレンジになってるよ!!!」
麻友はとても嬉しそう。
夕日に照らされた街は、オレンジ色に染まり本当にきれいだ。
「…ちょっと見ていかない?」
麻友は俺の手を引っ張り、公園に誘った。
「すごい!すごいよ!!!」
まるで初めて夕焼けを見たかのようにはしゃぐ麻友。
俺はベンチに座り、街を眺めた。
「本当だ。すごいね」
そういっていつもどおり笑ったけど、頭はキスのことでいっぱいだった。
少しすると、麻友が隣に座った。
「ねぇ淳?」
「なに…?」
麻友が突然聞いてきた。
「私のこと、嫌い?」
悲しそうな顔で、ぽつりとつぶやく麻友。
「そんなことないよ?」
「ほんと?」
「うん…」
なぜ麻友は突然そんなことを聞いてきたのだろうか。
なんとなくわかる。
付き合って4カ月、何の進展もなかったら不安に思うだろう。
「キスして…」
麻友の顔がそう訴えている。
「麻友、ちょっといい?」
俺は麻友に話しかけた。
俺たちの学校は、高台にある。
市街地が見渡せる、いい位置にある。
「ねえ、見て見て!街がオレンジになってるよ!!!」
麻友はとても嬉しそう。
夕日に照らされた街は、オレンジ色に染まり本当にきれいだ。
「…ちょっと見ていかない?」
麻友は俺の手を引っ張り、公園に誘った。
「すごい!すごいよ!!!」
まるで初めて夕焼けを見たかのようにはしゃぐ麻友。
俺はベンチに座り、街を眺めた。
「本当だ。すごいね」
そういっていつもどおり笑ったけど、頭はキスのことでいっぱいだった。
少しすると、麻友が隣に座った。
「ねぇ淳?」
「なに…?」
麻友が突然聞いてきた。
「私のこと、嫌い?」
悲しそうな顔で、ぽつりとつぶやく麻友。
「そんなことないよ?」
「ほんと?」
「うん…」
なぜ麻友は突然そんなことを聞いてきたのだろうか。
なんとなくわかる。
付き合って4カ月、何の進展もなかったら不安に思うだろう。
「キスして…」
麻友の顔がそう訴えている。
「麻友、ちょっといい?」
俺は麻友に話しかけた。