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ヤンデレ彼氏
第2章 壊れる音
「麻友…」
俺は、小泉の席にいる麻友に話しかけた。
「あれ、淳?なにしてるの?」
きょとんとした顔で麻友が振り向いた。
「なにしてるのって…ここ、俺のクラスだぞ?」
えーっと…と言いながら麻友は手にしているノートを見る。
「2年1組…あ、淳って1組だった!」
あははと笑う麻友。
「麻友、彼氏のクラスも覚えてなかったのか?」
ほおずえをつき、笑いながら言う小泉。
確かに、整った顔をしている…
ではない!
「麻友、小泉くんと知り合い?」
あえて麻友に聞く。
「うん!幼なじみなんだよ」
笑顔で答える麻友。
「それでね、昨日りぃちゃんも入れて3人で勉強会してたんだけどね、りぃちゃんがノートを忘れて帰ってさ…これどうしようって持ってきたんだ!」
ひらひらとノートを見せる麻友。
「リーディグ 2年E組 今宮里久」と書かれてある。
「りぃちゃんさ、学校遠いから届けられないんだよね。今日リーディングあるからって必死で予習手伝ったのに…」
はぁとため息をつく麻友。
「だから、忘れるあいつが悪いんだって。」
でも…と必死になる麻友。
「小泉って…そんなキャラだったのか…?」
思わず聞いてしまった。
「んー、隠すつもりはなかったんだけどねー。気がついたら大人しい優等生で通ってたからねー。」
あははと笑って答えた小泉。
「隆也らしいね」
うんうんとうなずきながら麻友が返している。
「あ、そろそろ行かなくちゃ、HR始まっちゃう!」
予鈴の音で麻友はばいばーい!と手を振りながら教室を出た。
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