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ヤンデレ彼氏
第2章 壊れる音
「で、本当は何の用だったの?」
にやりと笑う小泉。
「俺と麻友が話してたから、気になってきたんだろ?」
さっきまでの人の良さそうな笑顔はそこにはなく、何かを隠しているような黒い笑顔がそこにあった。
「その通り、麻友と話してたからな。」
「ふーん…でも、さっき言ったように俺と麻友はただの幼なじみだよ?」
「…本当か?」
「うん。俺、麻友に興味はない。」
さらっと小泉は言った。
「麻友は妹みたいなもんだよ。」
また人あたりの良い笑顔で小泉は言った。
「そうか。」
俺はそう言って席に戻った。
だが、煮え切らない気持ちでいっぱいだった。
麻友に、俺以外に…俺よりも簡単に触れさせている男がいるなんて。
麻友…俺が触れてるよりも小泉が触れてる方が幸せなのか…?
その日は、小泉に頭をなでられているときの幸せそうな麻友の顔が頭から離れなかった。
にやりと笑う小泉。
「俺と麻友が話してたから、気になってきたんだろ?」
さっきまでの人の良さそうな笑顔はそこにはなく、何かを隠しているような黒い笑顔がそこにあった。
「その通り、麻友と話してたからな。」
「ふーん…でも、さっき言ったように俺と麻友はただの幼なじみだよ?」
「…本当か?」
「うん。俺、麻友に興味はない。」
さらっと小泉は言った。
「麻友は妹みたいなもんだよ。」
また人あたりの良い笑顔で小泉は言った。
「そうか。」
俺はそう言って席に戻った。
だが、煮え切らない気持ちでいっぱいだった。
麻友に、俺以外に…俺よりも簡単に触れさせている男がいるなんて。
麻友…俺が触れてるよりも小泉が触れてる方が幸せなのか…?
その日は、小泉に頭をなでられているときの幸せそうな麻友の顔が頭から離れなかった。