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ヤンデレ彼氏
第1章 はじまり
2月も終わりに近づいたある日のこと。
「で、淳は?」
新名に突然聞かれた。
「麻友ちゃんの胸を揉んだりかわいい声でなかせた…ごはっ…」
「新名は本当、自重しろ」
やはり、先輩に殴られてる。
幸い、帰り道でほとんど人もいない。
桜井さんは、用事があるため、部活を早く切り上げた。
俺は久々に新名と先輩と帰っている。
「いや…実はまだ…」
「だめだなぁ。早く麻友ちゃんが欲しいって言わなきゃ…」
「そんな言い方でなくていいけど、まだ、告白してないの?」
先輩が驚いたように聞く。
そう、実はまだ友達の域を抜けていない。
「だって、うまく行かなかったら…」
「ええい、ケータイ貸せ!」
新名に強引にケータイを奪われる。
「あ、麻友ちゃん?明日、淳が大切な話があるから、昼休みに部室前にってこらぁぁ、勝手に奪うな!!!」
新名からケータイを取り上げて、慌てて桜井さんに話しかける。
「ごめんね、新名が勝手に」
「ううん、いいよ」
明るい調子で返ってきて、ほっと安心した。
「…でも、少し期待しちゃった…」
切ない声で桜井さんが言う。
「鷹取くんから話があるって、言われたから。期待してもいいのかなって…」
俺の胸がどきどきしている。
期待してもいい?
もしかして…桜井さん…
「えっと、あの…いや、新名が勝手に言っただけで、俺の口から言いたかったんだ。」
ここまで言ってしまった。
「明日の昼休み、部室前で待ってるから。」
「うん。絶対行くね?」
「あ、うん。」
「じゃあごめん、これから出かけるから。また明日ね?」
そう言って電話が切れた。
「ひゃっほー!!!明日が楽しみぃ!」
新名が勝手に騒いでいる。
明日の…昼休み…
俺の頭は真っ白だった。
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