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あなたが好きっ!
第2章 本当のはじまり
Side 隆也
新学期、麻友の頭をなでたら急に涙目になられた。
理由を聞くと、彼氏が何もしてくれないらしい。
それを聞いて、そいつになら大切な妹のような麻友を渡してもいいと思った。
「俺も好きな子に触れてるとさ、とまんなくなる」
麻友に正直に話した。
案の定、驚いている。
「ほんのちょっと、何かのはずみで手が触れただけで、抱きしめたくなるんだ。」
「隆也が?意外…」
まあな。といつも通りに笑って見せた。
相手が誰なのかは麻友は聞かない。
そんな関係が俺にとって一番心地いい。
「麻友の彼氏も、麻友のことが好きなんだろなぁ。触れたらとまんなくなるんだろ?多分。」
それに…
「付き合ってたら、好きなだけ手を出せるだろ?」
「あ…」
何かに気づいたように麻友は声をあげた。
「だから、気にするな…と言っても、不満だろなぁ。素直に伝えたら?」
わかった といつもの笑顔でこたえる麻友。
もう安心だな。
俺たちはゆっくり教室に向かって歩き出した。
新学期、麻友の頭をなでたら急に涙目になられた。
理由を聞くと、彼氏が何もしてくれないらしい。
それを聞いて、そいつになら大切な妹のような麻友を渡してもいいと思った。
「俺も好きな子に触れてるとさ、とまんなくなる」
麻友に正直に話した。
案の定、驚いている。
「ほんのちょっと、何かのはずみで手が触れただけで、抱きしめたくなるんだ。」
「隆也が?意外…」
まあな。といつも通りに笑って見せた。
相手が誰なのかは麻友は聞かない。
そんな関係が俺にとって一番心地いい。
「麻友の彼氏も、麻友のことが好きなんだろなぁ。触れたらとまんなくなるんだろ?多分。」
それに…
「付き合ってたら、好きなだけ手を出せるだろ?」
「あ…」
何かに気づいたように麻友は声をあげた。
「だから、気にするな…と言っても、不満だろなぁ。素直に伝えたら?」
わかった といつもの笑顔でこたえる麻友。
もう安心だな。
俺たちはゆっくり教室に向かって歩き出した。