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あなたが好きっ!
第2章 本当のはじまり
「おー、淳、お前もこのクラスか!」
聞きなれた名前に顔を上げる。
優しそうな好青年だ。
麻友と同じで、明るい笑顔を浮かべている。
いいじゃんか。
それを確認して、また本に目を落とす。
あーあ、俺完全に麻友の兄貴じゃないか…
ふぅ…とため息をつく。
このクラスでも去年と同じ、ただひたすら勉強するのみ。
鷹取と話してみたい気もするが、里久や麻友のように、自分を出せるか不安だ。
それに、あの2人のようにいい距離を保てるかも疑問だ。
1年のときに、すでに俺の噂は流れているし、ガリ勉を貫くか。
麻友には怒られそうだが。
そんなことをぼんやりと考えながら、担任が来るのをひたすら待ち続けた。
聞きなれた名前に顔を上げる。
優しそうな好青年だ。
麻友と同じで、明るい笑顔を浮かべている。
いいじゃんか。
それを確認して、また本に目を落とす。
あーあ、俺完全に麻友の兄貴じゃないか…
ふぅ…とため息をつく。
このクラスでも去年と同じ、ただひたすら勉強するのみ。
鷹取と話してみたい気もするが、里久や麻友のように、自分を出せるか不安だ。
それに、あの2人のようにいい距離を保てるかも疑問だ。
1年のときに、すでに俺の噂は流れているし、ガリ勉を貫くか。
麻友には怒られそうだが。
そんなことをぼんやりと考えながら、担任が来るのをひたすら待ち続けた。