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あなたが好きっ!
第1章 重なる視線
給水をしながら、男子の方をちらりと見る。
「あれっ、麻友?また鷹取くん?」
「あ、美希。いたんだ。」
少し顔を赤らめながら答える。
鷹取くんとは、鷹取淳くん。
男子の次期エースの中に入っている選手だ。
それでいながら自慢することもなく、みんなに優しい。
「あ、新名としゃべってるんだぁ」
私と話しているのは、須磨美希。
ちっこくてかわいらしく、学年でも人気の女の子。
「そうみたいだね。何しゃべってるんだろ?」
美希に笑顔で話しかけていると、突然新名の声が聞こえた。
「なにぃ!?淳も美希ちゃんなのかぁ!?」
どきっとした。
鷹取くんも?やっぱり美希なの?
「そんなことないと思うけどなぁ。」
さらりと美希は私に言う。
「だって、鷹取くんの目線の先、私じゃないもん!」
えへへと意地悪く笑う美希。
「えっ、じゃあ誰なの!?」
思わず美希に聞いてしまう。
「えー…それはねぇ…」
その時、顧問の先生が現れ集合の合図をかけた。
そこで、この話は中断してしまった。
「あれっ、麻友?また鷹取くん?」
「あ、美希。いたんだ。」
少し顔を赤らめながら答える。
鷹取くんとは、鷹取淳くん。
男子の次期エースの中に入っている選手だ。
それでいながら自慢することもなく、みんなに優しい。
「あ、新名としゃべってるんだぁ」
私と話しているのは、須磨美希。
ちっこくてかわいらしく、学年でも人気の女の子。
「そうみたいだね。何しゃべってるんだろ?」
美希に笑顔で話しかけていると、突然新名の声が聞こえた。
「なにぃ!?淳も美希ちゃんなのかぁ!?」
どきっとした。
鷹取くんも?やっぱり美希なの?
「そんなことないと思うけどなぁ。」
さらりと美希は私に言う。
「だって、鷹取くんの目線の先、私じゃないもん!」
えへへと意地悪く笑う美希。
「えっ、じゃあ誰なの!?」
思わず美希に聞いてしまう。
「えー…それはねぇ…」
その時、顧問の先生が現れ集合の合図をかけた。
そこで、この話は中断してしまった。