この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたが好きっ!
第4章 オレンジのキス
結局、あの後も無言で、手をつなぐことなく帰ってきた。
なんだか、頭の中がぼーっとする。
ふわふわしている感じがする。
気がつくと、家の扉を開けていた。
「あら、麻友おかえり。早かったのね?」
お母さんが問いかける。
「隆也くん、もう来てるわよ。」
にこにこと微笑むお母さん。
客間には、いつも通りノートに向かう隆也の姿があった。
「あ、麻友、おかえり。」
「…ひゃぁぁぁ!?!?!?」
今まで頭の中をぐるぐるしていたものが、一気に吹っ切れた。
「き、きす!!!」
「…キス、したの?」
「え、あ、あの…」
思わず叫んでしまい、焦ってしまう。
「麻友、おめでとう。」
隆也はそう言った。
そして、頭をなでてくれた。
「あー!!!ずるい!」
いつのまにか、りぃちゃんがいた。
「俺もー!」
そういいながら私の頭をなでる。
「いいなぁ、麻友、いい奥さんになれるよ。」
「里久、さすがにまだ早いだろ?」
「2人とも…恥ずかしいよ…」
「麻友がだんだん遠くに行くみたい…」
りぃちゃんは悲しそうに眉を寄せて言う。
「ばーか、遠くに行っても、俺たちは幼なじみだろ?」
隆也が言う。
私、たくさんの人に大切にされて幸せだなぁ…
そのとき、ケイタイが鳴った。
/61ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ