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あなたが好きっ!
第4章 オレンジのキス
結局、あの後も無言で、手をつなぐことなく帰ってきた。
なんだか、頭の中がぼーっとする。
ふわふわしている感じがする。
気がつくと、家の扉を開けていた。
「あら、麻友おかえり。早かったのね?」
お母さんが問いかける。
「隆也くん、もう来てるわよ。」
にこにこと微笑むお母さん。
客間には、いつも通りノートに向かう隆也の姿があった。
「あ、麻友、おかえり。」
「…ひゃぁぁぁ!?!?!?」
今まで頭の中をぐるぐるしていたものが、一気に吹っ切れた。
「き、きす!!!」
「…キス、したの?」
「え、あ、あの…」
思わず叫んでしまい、焦ってしまう。
「麻友、おめでとう。」
隆也はそう言った。
そして、頭をなでてくれた。
「あー!!!ずるい!」
いつのまにか、りぃちゃんがいた。
「俺もー!」
そういいながら私の頭をなでる。
「いいなぁ、麻友、いい奥さんになれるよ。」
「里久、さすがにまだ早いだろ?」
「2人とも…恥ずかしいよ…」
「麻友がだんだん遠くに行くみたい…」
りぃちゃんは悲しそうに眉を寄せて言う。
「ばーか、遠くに行っても、俺たちは幼なじみだろ?」
隆也が言う。
私、たくさんの人に大切にされて幸せだなぁ…
そのとき、ケイタイが鳴った。
なんだか、頭の中がぼーっとする。
ふわふわしている感じがする。
気がつくと、家の扉を開けていた。
「あら、麻友おかえり。早かったのね?」
お母さんが問いかける。
「隆也くん、もう来てるわよ。」
にこにこと微笑むお母さん。
客間には、いつも通りノートに向かう隆也の姿があった。
「あ、麻友、おかえり。」
「…ひゃぁぁぁ!?!?!?」
今まで頭の中をぐるぐるしていたものが、一気に吹っ切れた。
「き、きす!!!」
「…キス、したの?」
「え、あ、あの…」
思わず叫んでしまい、焦ってしまう。
「麻友、おめでとう。」
隆也はそう言った。
そして、頭をなでてくれた。
「あー!!!ずるい!」
いつのまにか、りぃちゃんがいた。
「俺もー!」
そういいながら私の頭をなでる。
「いいなぁ、麻友、いい奥さんになれるよ。」
「里久、さすがにまだ早いだろ?」
「2人とも…恥ずかしいよ…」
「麻友がだんだん遠くに行くみたい…」
りぃちゃんは悲しそうに眉を寄せて言う。
「ばーか、遠くに行っても、俺たちは幼なじみだろ?」
隆也が言う。
私、たくさんの人に大切にされて幸せだなぁ…
そのとき、ケイタイが鳴った。