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第56章 色欲の虜 立花美伽

　紙コップの珈琲片手に病室のドアから覗き込み、様子を伺う老人ヤレヤレ(長引きそうだなぁ…💧)
　踵を返し何だアノ二人てっきり強引に力任せみたいな口振りだったが、赤松寄りよっぽど女の扱いを知ってる…。

　羞恥な格好に縛ったのも、下手な抵抗で乱暴にしない為相手も諦めるからな…❣
　まぁ〜龍の考え何だろうが、奴は母親を恨んでたから乱暴に扱うと思ってたが心境の変化かな…？

　赤松は無理が祟ったのか枕元に薬の袋が見えた、おそらくは痛み止めを飲み寝息を発てて居た…。
　逸れでもシッカリと、隣りのベッド上にカメラを向け寝てる処は抜かりが無い！

　老人[訊きたい事が、有ったんだがなぁ…]仕方ない屋上へと向う、気に成って居たのは美伽の彼氏の名！
　老人の名は要陽一（ｶﾅﾒ ﾖｳｲﾁ）嘗ては山王会の枝組織の組長だったが、10年前から保々隠遁生活して居た…。

　とは言っても武闘派では無く、女郎街を上位組織から任され妻を人質同然に枝派の組長に…
　当時、要の仕込んだ女性達は質が高く美人揃いで、他の上位組織幹部の接待受けも良かった！

　其処で直参組織の組長が、要の腕と妻を気に入り強引に決め！上の云う事には絶対服従、その代わりに枝の組長にと泣く泣く承諾するしか無かった要…。

　その後は汚辱に耐えボロボロに去れた妻を迎え、引退を決意した要に追い打ち掛ける直参組長が言ったのは.ᐟ
　組長[クックッ娘は、俺が仕込んでヤルからな😝💓]
流石にブチギレた要だったが、敢えなく若衆にボコられ小指を失い組も抜けれず…。

　当時中学生だった娘まで奪われ、血の涙を流し絶望した要だったが直参組長は幹部に成る為に功を焦りやらかした.ᐟ
　山王会会長宅似て会長、幹部達の目前で細切れに惨殺去れその場に要も同席し目撃したのだ😳！

　殺ったのは単身乗り込んで来た、風組姐さん風祭華.ᐟ
山王会会長の首を盾に、幹部組長を総集させ一人息子を拐った要の直参組長を呼び出したのだが…

　発覚を怖れた組長は、既に一人息子を海外に売飛ばした後だった.ᐟ
　遅れて来た風組風祭大樹組長が、制止する間もなく愛刀鬼切丸を一閃狂気乱舞の乱れ斬.ᐟ

　お付で組長の傍らに座る、要の眼前で組長の手足がバラバラに宙を舞、胴体は八つ斬に最後に頭が飛び畳みに落ちた処を真っ二つにした所で風祭組長が割って入った…。