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君とメメント・モリ
第10章 12月25日クリスマスの朝 オフィスにて
問題は、自分の部屋に、人間に化身した死神がいる。
そしてその死神があまりにも、男として魅力的だということだった。
昨晩から朝にかけて激しく抱き合った余韻で、両腿のあわいは今もまだ火照って濡れている。ふと記憶がフラッシュバックのようによみがえるたびに、体が敏感に反応してしまう。
凛は体に充満する淫靡な記憶をまき散らそうと、給湯室に移動した。
ディスペンサーからカップにコーヒーを注ぐ間、両脚を摺り寄せ合い、衣擦れのように肌をかすめていく快感に、吐息を小刻みに震わせた。
そしてその死神があまりにも、男として魅力的だということだった。
昨晩から朝にかけて激しく抱き合った余韻で、両腿のあわいは今もまだ火照って濡れている。ふと記憶がフラッシュバックのようによみがえるたびに、体が敏感に反応してしまう。
凛は体に充満する淫靡な記憶をまき散らそうと、給湯室に移動した。
ディスペンサーからカップにコーヒーを注ぐ間、両脚を摺り寄せ合い、衣擦れのように肌をかすめていく快感に、吐息を小刻みに震わせた。