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君とメメント・モリ
第3章 クリスマスイブは、やるせなさとともに
昼間の記憶が蘇り、凛の眉間にしわが寄った。

”いつも冷静でクールな涼風さん” と呼ばれている凛も、今夜ばかりは表情を崩さずにはいられなかった。

透き通るような白い肌と切れ長な目元が特長の凛は、美人と褒められはするものの、感情を表に出すのが苦手なこともあり、さっぱりしているとか、冷たいといった印象を周囲に与えていた。
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