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君とメメント・モリ
第3章 クリスマスイブは、やるせなさとともに
スマホを持つ手が震え、わきの下に汗が滲んだ。

「どうしよう、こんな大金、どうやって返そう」

画面を見つめていると、再び手のひらが振動を覚え、画面に緑色の帯が弾むように現れた。

グループLINEだった。開けばそこにはクリスマスディナーらしい料理が並んだテーブルの写真があり、奥にはスーツを着た男の手元が映り込んでいる。
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