この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
きのうの夜は
第11章 トライアングル

「平井さんは冷酒ですよね?俺はビールで…」

そう言うと手際よくオーダーしてゆく。
直ぐにアルコールが運ばれてきた。

お互いグラスを傾けて“チン”と鳴らすとお疲れ様の乾杯をした。
私は、何故だか高山と一緒に居るととても安らぐのを感じたのだ。

吉村と一緒に居た時はいつもどことなくイラついていた様に感じた。
この差はなんだろう。

飲みながらそう思っていた。

「まだ、主任には話してないんだ?」
「え?」

「別れ話ですよ…まだなんでしょ?」
「ええ、そうね…」

「俺、待ちきれないですよ…」
「え?待てないの?」

私がそう言うと高山はビールをグイっと飲んだ。
私も釣られて冷酒を飲む。

「待てないっすね…平井さんの気持ちはどうなんです?」
「そ、それは…」

私は、ちょっと口ごもってしまう。

「もう、別れたいんじゃないですか?」

確かに、高山が言う通りだと思っていた。

「確かに、高山くんの言う通りだと思う…」

/114ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ