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その一言が欲しかったんだ
第3章 初夜
『今日は疲れたでしょ?』
『俺明日の仕事の準備するから』
『先に寝てていいよ』

『仕事なんだ…』

莉奈は悲しそうにポツリと言った


『うん。だから、先に出るけど』
『莉奈ちゃんが出たら』
『鍵は持って帰っていいから』
『2個あるし』

『いやいや、鍵はダメだよぉっ』


『いやいや、ポストとかに入れた方が』
『ダメですってw』



莉奈は申し訳なさそうに承諾した。
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