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凌辱に落ちていく女教師
第1章 罠に落ちた女教師
縄の戒めを解かれ、衣服を返されてその部屋を出ることを許されたのは、夜中の12時を過ぎていた。

京香が、この部屋に足を踏み入れてから、実に15時間もの時間が経過していた。

マンションの前で車を降ろされても京香はまともに歩くことができず、這うように自分の部屋へたどりついた。

いつもは二人の妹がいるはずだが、連休を利用しておばの家へ遊びにいっている。

こんな姿を妹達に見られなくてすんだのはせめてもの幸いだった。
 

京香は玄関へ入るなり、その場に倒れこんだ。

身も心も疲れ切っているはずだったが、京香は目を開けたまま一点を見つめていた。

警察、自殺そんな言葉が何度も頭をよぎっては消えていった。
 

やがて、夜が明けた。京香は、ふらつく足取りで立ち上がると、シャワーを浴びるため洗面所へ向かった。

衣服を脱ぎ、鏡に写った自分の体を見たとき、京香はその場にうずくまって泣きじゃくった。

蝋燭により変色した肌に残った無数の条痕が、京香の記憶を呼び戻した。
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