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トライ アゲイン
第9章 目覚めの時

「本当に添い寝をしていただけさ
そりゃ、こんなに狭いベッドだから寝返りを打った時に少しぐらいはおっぱいやお尻に手が触れたこともあったけどさ」

「本当にそれだけ?」

「ああ、もちろん」

キッパリといい放つ医師に
それはそれでなんだか寂しくなってくる
体を弄ろうとも思われないほど魅力のない体なのかと思ってしまう。

「でもね…本音を言うと…
エッチをしたくてたまらなかったよ」

「本当に?じゃあ…エッチをさせてあげましょうか?」

「マジ!?」

急に医師の鼻息が荒くなった。
興奮しているのが手に取るようにわかる。

「あ、でも、まだ君は安静にしておかなきゃダメだから」

だから、こうしているだけで満足さ

そう言って医師は安祐美に腕枕をしてくれた。

なぜだろう、とても穏やかな気持ちになれる。

「5日間も眠っていたのよ、しばらくは眠れそうにないわ…それに、少しは運動をした方がよろしくなくて?」

「うん、そうだね、適度な運動は必要だけど…」

「それじゃあ…手の運動をするから協力してね」

安祐美は悪戯っぽく笑うと
スルスルっと手を彼の股間に持っていった。

「えっ?ちょ、ちょっと!」

それはダメだよと言いながらも
安祐美のやりたい放題にさせてくれる。

「先生も、腰の運動がしたくなったんじゃない?」

口では「安静にしておいて」なんて言いながらも、彼の股間のモノは正直に反応していた。
医者だって白衣を脱いでしまえば一人の男だった。

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