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誰にも言えない!
第6章 内緒の関係
やがて糸がぷつんと切れると
二人の混ざり合った唾液が
私の口角から垂れ、零れた
先生はそれを指で掬い
自分の口へと入れ指を舐める
「…ぁ‥」
私は自分が舐められているわけでもないのに
体がぞくぞくして熱い吐息が漏れてしまう
先生はそんな私を頬をほんのり赤く染め
熱く潤んだ瞳で見つめる
そして横向きに座らせた私をまたがるように座らせると
「七海、舌出して‥」
甘く囁くような声でそう言った
私は恐る恐る少しだけ舌をだすと
「だめ、もっと…」
眉を寄せ熱を帯びた声でそう言う
私は先生に言われるがまま
思い切って舌を出すと、
先生も舌を出して私のを舐めた
口の中で舐められるよりも
視覚情報が多い分体がゾクゾクする
先生は半分目を開けた状態で私を見つめ
私の舌を舐める
色気のある表情に体の底がじんじんした
先生はもう一度私の唇を吸い上げる
じゅるじゅる
と卑猥な音と私の吐息混じりの声が響く
「‥はぁ、ひぇんひぇ…」
舌が先生に吸われてうまく喋れない
先生は唇を離すと
私の肩に顔を埋め
「七海、俺もう我慢できないかも…」
甘く熱のこもった声でそう言う
私はその仕草と言葉と声に胸を高鳴らせ
「…先生なら、いいですよ‥」
言葉の意味を理解し
そう言った
先生は私の言葉に目を細め
ぎゅっと強く抱きしめた
「今週末、俺の家においで…
駅まで車で迎えに行くから」
私の耳元でそう囁き
「はい…」
私は切なく疼く身体をなんとか抑え
そう答えた