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彼女はボクに発情しない
第13章 組曲:夏の夜の願い ”異榻同夢”
メッセージを入力するところまで妹に監視されながら、ボクは送信ボタンを押した。
まあ、行きたくなければ奏の方から断るだろう。

ところが、予想に反して、『分かりました』との返事。え?いいの?行ってくれるの?

これは瓢箪から駒、棚からぼたもち・・・。やった!

返事が来たところまで確認し、フン!と鼻息を漏らすと、凶暴な妹は黙って部屋から出ていった。

いったい、今のは何だったんだ?

でも、まあ、いいや。奏が・・・そうかー浴衣で・・・。へへへ・・・
ボクは顔がニヤけるのが止められなかった。きっと、可愛いだろうなー。

さっきの画像群もあるし、今夜は『作業』がとっても捗りそうである。
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