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彼女はボクに発情しない
第9章 ボクと歌姫たちの三重奏
「でーわ、第一試合はバッティングでーす!」

ルールは簡単。ワンゲーム20球の内、何球打ち返せるか、だった。ただし、さすがに野球部の霧島くんが全く同じ条件なのはダメだろうということで、球の速度を変えることで合意した。霧島くんは最高速度、その他は最低速度で勝負することとした。

最初にバッターボックスに入ったのは大槻さんだった。ブンブンと素振りをする姿はだいぶ堂に入っている。どうやら彼女はスポーツが得意なようだ。

ブンと空気を震わせて初球が飛び出す。カツンと微妙な音が鳴り、打球はボテボテのゴロにだった。ただ、ルール上、これも『打ち返した』ことには変わりないので、1点になる。
大槻さんは次に備え構え直し、ピッチングマシーンを睨みつける。

2球目・・・割といい当たりだ。やっぱり彼女はなかなかの腕前だ。

そんなわけで20球中、彼女は12球を打ち返した。

二人目は霧島くんだ。さすが野球部だけあって、構え方が違う。ただ、スピードはここの施設の最高速度に設定されており、さっきの大槻さんに比べて格段に早い。

「うお!」などと声を上げているところをみると、彼自身もその球速に驚いているようだ。最初こそタイミングがわなかったが、徐々に合わせることが出来てきている。野球部の面目躍如といったところか、なんとか13球を打ち返すことに成功した。
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