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彼女はボクに発情しない
第9章 ボクと歌姫たちの三重奏
次に流れだした曲は、少し古めのバラードチックな曲だった。私が入れたものだ。

主人公の女性の想いに気づかない男性に向けた片思いを歌った歌。
歌詞が切なく流れる。

♪楽しそうなあなたをただ見ることしかできない
 自分とは違う世界のあなたを想う
 好きだという、あたなにも、誰にも言えない言葉
 たとえ私がどんなにあなたを想っても
 あなたにこの言葉は伝えられない

♪この気持ちは秘密
 胸にしまっておかなければいけない秘密
 あなたに知られないように
  私は強がって
  わざと離れていくの
 それが現実、それがこの世界の約束

そんな歌。私がいつも感じてることだった。曲を聞いたとき、とても気に入った。
無意識に陽太を見つめて歌ってしまう。

ああ・・・変なふうに表情に出ていないといいけど・・・。

「ただ、この夜に、あなたを思い続けるだけ・・・」

切ない余韻を残して歌が終わる。意外なことに大槻さんと笹本さんが大きな拍手をしてくれた。

「すっごーい!歌上手い!」
「奏ちゃん、声が通るね〜」
いつの間にか、「四宮さん」から「奏ちゃん」と呼ばれるようになっていた。

私の得点は98点だった。暫定1位だ。
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