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第13章 最後の抱擁

決して離れないことを伝えあうように、二人はきつく抱き合った。

仰向けに寝る原島の上に、絵理奈は脚を大胆に広げて跨っている。

上半身を倒し、乳房を押し付けるように彼に密着する。

情熱的な抱擁と共に、唇を音を立てて吸いあう。

そして、交接する秘所が、更に熱く濡れて、蕩けていく。

ずぶずぶと原島の硬く長いものが、下方から絵理奈を貫いてくる。

「あっ・・・・・・、あんっ・・・・・・、あんっ・・・・・・・・・」

艶めいた人妻の声が、次第に動物のように、濃厚な嬌声になっていく。

ためらいもなければ、よそおいもない。

素直に、体奥から湧き上がってくる悦びを、牝が表現する。

「あんっ・・・・・・、はうっ・・・・・・・・、ううんっ・・・・・・・・」

そんな人妻の喘ぎ声が、室内に響き、二人のエクスタシーを高めていく。

「絵理奈さん、感じてますか」

「はいっ・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・・」

「僕を・・・・・・、僕の全てを感じてください・・・・・・・・・・」

「あっ・・・・・・・・、ああっ、原島さん・・・・・・・・・・・」

「ああっ、絵理奈さん・・・・・・・、好きだ・・・・・・・・・・」

絵理奈の桃尻を下から包み込み、原島が凶暴に腰を突き上げる。

極上の快感が絵理奈に押し寄せていく。

「ああっ・・・・・・・・、壊れちゃう・・・・・・・・・・・・」

「全てを・・・・・・・、僕の全てを捧げます・・・・・・・・・・」

「ああっ、原島さん・・・・・・・・、ああっ、もっと・・・・・・・・・・・」

舌を絡め、強く吸う。

腰を何度も振り、彼のものを濡れた壁で締め付ける。

くびれた腰つきがいやらしく震え、白く透き通った肌に興奮の色が浮かぶ。

乳房を彼の胸板に押し付け、刺激的な感覚をどこまでも求めていく。

イクっ・・・・・・・・、ああっ、イクっ・・・・・・・・・・・・

過去に知らなかった、真の絶頂の気配が、絵理奈に近づいている。