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愛玩妃〜陛下の命令は絶対です〜
第1章 嫁ぎ先は大国カルディア

3日後の夜。

陛下へお目通りが叶う、と思っていましたが
あっという間に夕食も食べ終わり、お風呂にも入り
後は寝るだけの状態になってしまいました。

ど、どうしたら…

気づけば、侍女の整えてくれた大きなベッドに横になっています。

枕元には、緊張をほぐすためにと、ここにきた時から
侍女が炊いてくれた香があります。

ゆらゆらとゆらめく煙を見ていると、
ぼんやりしてしまうのですよね。

カタン

小さな音がして、教えられないと言われた、あの扉から
人が現れました。

「…ど、どなたでしょう…?」

突然のことに、素早く起き上がり布団を引き寄せます。

「うっ」くらりと頭がして、思わずよろめいてしまいました。

「だいぶ効いてきたようだな?」

低く響く声が耳元で囁きました。

思わずそちらを見ると、そこには少し浅黒い肌。
漆黒のウェーブのかかった長い髪をゆるく纏めて肩に流した男性。
この国、独特のゆるい布を巻いたような洋服を着て、
私を、見下ろすのは、危なそうに歪んだ緑色の瞳。


「あ、あなたは…」

「俺は、お前の夫だよ」

この方が皇帝クロード・ディ・カルディア…。

私の肩をするりと撫で、もう片方の手で、顎を捉える。

「つまり、お前は俺のものだ」

「な…んんっ!」

まだ、わたくしは名乗ってもいないのに、
あろうことか、陛下と思われる人物は私にキスをしてきた。

激しく何度も口付けられる。

こんなのキスと呼べるの?

まるで獣のような…

「もう、や、やめてくださいっ!」

思いきり体を押そうとするが、全くビクともしない。
いや、手に力が入らない?

「な…んで、」

「お前は、俺のものになった。これからお前は俺のために生きろ」

な?と言うや否や、煽っていた布団を全て剥ぎ取られる。

そして、て早く、身につけていた夜着のワンピースもするりとリボンを解かれてしまう。


「ぁ、や…めて…!!」


抵抗虚しく、解かれたワンピースはもはやただの布だ。

バサリとベッドの横に投げ捨てられる。

動けない私の首の下に手をするりといれて、
ぐいっと引き寄せられた。再び深いキスをされる。

そして、しゅるりと音がした。

気づけば、私の手首には柔らかな黒いリボンが巻きつけられまとめられていた。

「え、あ、なにを…」


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