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エリート妻色情飼育
第105章 第十二章 ぎこちない愛撫
「おネェ様・・・」
裕子の呟きに、早苗との関係が想像できた。

二人は身体を重ねたのかもしれない。
そうでなければ、こんなに切ない表情で食い入るように見ている筈はない。

裕子と三年間、共に仕事をしてきたが興奮している姿を見て意外に思った。
悟にしろ、少年の頃から母のように慕っていた早苗が父と愛し合うシーンは強烈だった。

幸造が漁った女達とは全く別の次元で、不条理な興奮が込み上げてくる。
あの女好きの父が決して手を出さなかった早苗である。

少年の頃には淡い恋心を抱いた女性だった。
父も同じ気持ちだったに違いない。

性格も良くて自分達親子のために尽くしてくれた。
父と結婚してもいいとさえ思っていたほどだった。

だが父は早苗への想いを振り切るかの如く女を漁った。
早苗も父のかたくなな想いに諦めたのか、元々がそうなのかは分からないが同性との愛に走る。

かくして秋元薬局は巨大グループに成長できたのだ。
奇麗ごとばかりでは大きな利益は生まない。

時には政治家に献金して強引な買収も必要だった。
裏の汚れた金も全て早苗が処理したのだ。

文字通り、身を捨てて早苗は尽くしてくれた。
無償の愛が無ければ出来ない筈だ。

その早苗が退職するという。
多額の報酬を得ている彼女にしたら一生、働く必要はないだろう。

恋人との楽しい余生のために今日、送り出そうとしていたのだ。

それが、最後の御褒美として父に抱かれたいと言った。
そのまま服を脱ぎ、自分から飛び込んでいったのだ。

「んふぅ・・・あはぁ・・んん・・・」
懸命にコックに舌を這わせている。

「うっ・・・」
幸造が顔をしかめた。

多分、歯が当たったのだろう。
悟から見ても、決して上手な愛撫ではない。

男とのセックスは殆ど経験が無いようだ。
それでも幸造に少しでも感じてもらおうと、必死に愛撫を続ける姿がいじらしかった。
悟の股間が反応する。

「えっ・・・?」
気が付くと裕子が身体を預けるようにもたれている。

自然と包むように抱き寄せた。

「せ、専務・・・」
潤んだ瞳で見つめてくる。

「裕子・・・」
初めて名前で呼んだ。

「悟・・さん・・・」
裕子も名前で呼び返した。

そのまま男に抱かれながら、早苗の愛撫を見守るのだった。
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