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エリート妻色情飼育
第106章 第十三章 最初で最後のセックス
裕子入社3年目(社長室)
20●0年3月28日 AM 11:00

※※※※※※※※※※※※※※※

「あぁっー・・・あっあっあっ・・・」
早苗の声が社長室に響いていく。

「おほぉっ・・おほっ・・ほっ・・おおっ・・・」
荒い息で突き上げる幸造に跨り身体を上下させている。

ソファーの上で二人は向き合う様にして交わっている。
早苗の身体は45歳とは思えないほど瑞々しかった。

「ああっ・・・すごいっ・・いいっ・・」
幸造の背中を抱きしめながら声を絞りだしている。

「こ、これが・・男とのセックス・・・?」
左手でスキンヘッドを引き寄せる。

「わ、わたし・・してるっ・・・」
突き上げる快感に、のけ反るようにして言葉を放つ。

「し、社長と・・幸造様とぉ・・・」

興奮に男の耳を噛んだ早苗は、こじ開ける瞳を裕子達に向ける。

「ねぇ・・見てっ・・・
裕子っ・・悟ちゃんっ・・・」

必死に何かを伝えようとしている。

「私、してるっ・・してるのぉ・・・
社長とぉ・・幸造様とぉ・・・」

言葉を繰り返しながら歓びを噛みしめている。

遂に繋がったのだ。
愛する男と。

初めて会った時から惹かれていた。
妻に裏切られた男は必死に会社を大きくしようともがいていた。

そんなバイタリティー溢れる男を助ける歓びに、充実感を抱いていたのだ。

幸造も早苗の気持ちを分かってくれていたようだが、決して抱こうとはしなかった。
ほのめかすように誘ってみたことはあったが、無駄であった。

裏切った妻が生きていれば別だったのかもしれない。
彼女は寝取られた男と共に事故で死んだ。

余りにも残酷な結果が、男の気持ちを閉ざしてしまったのだ。
仕事が軌道に乗り出し余裕ができると、幸造は狂ったように女を漁るようになっていた。

勘違いかもしれないが、自分を女として意識しないようにするためではないかと早苗は思う時があった。

あくまでも仕事のパートナーとして自分を見なす幸造に対して、早苗も吹っ切るため今後の人生で「男との恋」は諦めた。
生涯、「愛した男」は幸造だけと決めたのだ。

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