この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エリート妻色情飼育
第112章 第四部 決心 第十八章 不条理な提案
「早苗・・・」
「早苗さん・・・」

父と息子はこの愛すべき女の思いがけない芯の強さと、いじらしい愛情を改めて実感するのだった。

早苗の言う通り、二十年前に愛人にすべきだったと後悔する気持ちが湧いてくる。

「早苗さん・・で、でも・・・」

戸惑う裕子に早苗が容赦ない言葉を投げる。
まるで裕子を試しているかの如く。

「別に幸造様としたくなければいいのよ。
その代わり・・・
私達のセックスを見ていなさい・・・」

そう言い放つと、悟と再び唇を重ねるのだった。

「んふぅ・・・ぐぅ・・悟ちゃん・・・」
男の名を呼びながら舌を絡めていく。

「おふぅ・・さ、早苗さん・・・」
強引な愛撫に戸惑っていた悟も抱きしめ返していた。

少年の頃から憧れていた母のような人だ。
早苗を思い浮かべて何度、自分を慰めたことだろうか。

オバサンなんて卑下するが、とんでもない。
張りのある肌はとても45歳には見えない。

それ以上に妖艶な魅力がにじみ出ている。
悟は早苗の身体をかかえ、押し倒すように横たえた。

「早苗さん・・早苗さん・・・」
バストにむしゃぶりつく姿は少年に戻ったようだ。

「さ、悟さん・・・」
裕子は自分の目を疑った。

目の前で繰り広げられるシーンの余りの不条理さに。

愛する男が自分以外の女と愛し合っている。
やっと今日、結ばれたばかりなのに。

「好きだっ・・好きだったんだ・・・」
そんな裕子を置き去りにする残酷な声が響く。

「むぐぅ・・んふぅ・・あはぁ・・・」
早苗のバストをチュパチュパと音をたてて貪っている。

少年の頃の欲情は根強く残っていた。
まさか憧れの早苗の身体を味わえるとは、思ってもみなかったのだ。

チラリと目を向けると、四周を囲む鏡に自分達の姿が映っていた。

「ああん・・さ、悟ちゃん・・・」
自分の愛撫に身もだえる早苗がいる。

嬉しそうに白い歯をこぼしている。
そして、それを見つめる裕子の姿も。

涙で滲む瞳で見つめている。
今日、初めて想いを交わした恋人だ。

(ゆ、裕子・・・)
残酷な仕打ちをしている自分が嫌になる。

だが、止めることはできなかった。
早苗から誘ってくれたのだ。

少年の頃から大好きだった人に。

(すまない、裕子・・・)
想い人に謝りつつも目の前の果実を味わうのだった。
/653ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ