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第201章 第四十三章　狂うほどに

「は、春香ぁ・・・」
ソファーに座る克己も泣きそうな声を出している。


妻が犯されている。
社長の孝造に。

夫婦で奴隷になる誓いをしたとはいえ、実際に目の当りにする不条理さに頭が爆発しそうだった。

しかも絶叫する春香越しに見える男に、さっきまで自分も犯されていたのだ。

「ほぉっ・・おぉっ・・おぉっ・・・」
妻を突き上げる腰の感触がまだ残っている。

アナルの中にザーメンを放出された瞬間、克己も同時に昇ったのだ。

悟の粘ついたザーメンを飲みながら、二人の男と交わった背徳感に気も狂うほどの官能を覚えた。

「いいっいいっ・・幸造様っ・・・」
快感に咽ぶ妻の表情が、あの時の自分を思い出させる。

同じように首を捻り、訴えていた。
感じていると分かって欲しかったのだ。

「あんっ・・あんっ・・悟様っ・・・」
裕子の息が股間に吹きかかる。

後ろから突上げる快感に、克己の左足を挟むようにして身体を支える両腕を震わせている。

「はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・・」
悟が荒い息で腰を動かしている。

「ああぁっー・・あっあっあっ・・・」
春香が大きな声を出していく。

裕子と対照的に克己の右足を挟む両腕が、必死になって四つ足の姿勢を支えている。