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第215章 第八章　リング

【ああああぁ・・あああぁ・・・】
【おおおおぉ・・おおおぉ・・・】

女の悲鳴が、男の呻き声が重なる。

三人の天使の両足が男を引き付ける。
三人の男が背中をのけ反らせ、同時に解き放つ。

【あああああああぁ・・・・】
【おおおおおおおぉ・・・・】

最高に気持ちの良い瞬間を全員が噛みしめながら、昇っていくのだった。

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春香結婚七ヶ月目「スィートルーム」　
20●3年4月10日　PM 11:30


「春香ぁ・・・」
「あなたぁ・・・」

「裕子ぉ・・・」
「悟様ぁ・・・」

二組のペアは元の夫婦と恋人に戻って抱き合っていた。
そして、幸造と早苗も。

「早苗ぇ・・・」
「幸造様ぁ・・・」

自分の「想い人」との交わりは心が溶けていくようだ。早苗は男の温もりを心地良く抱きしめている。
絶頂でまっ白になった視界が徐々に晴れていく。

「あふぅ・・んん・・・
大好き、悟様ぁ・・・」

「俺も好きだ・・裕子ぉ・・・
愛している、裕子ぉ・・・」

隣のベッドで、裕子と悟の抱き合う姿が見えた。