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背徳は蜜の味
第17章 人妻その十七 ~二刀流の男に愛される~
キスをされた!!
頭がぼーっとしてたから分からなかったけど、
涼子が抵抗しないのをいいことに、
男の手によって涼子は全裸にされてた。
なぜ抵抗できなかったのか…
いや、抵抗する意思さえなかったように思う。
自分でも信じられなかった。
「綺麗な体してんじゃん」
男がいやらしい触り方でおっぱいを揉んできた。
最初は撫でる程度だったのに、
涼子が拒まないとわかると、形が変るくらい強く揉まれた。
左手でおっぱいを揉み、右手はごく自然の流れで陰毛をサワサワと撫で付けていた。
さすがにこれ以上は無理だと、凉子の手は下半身をまさぐろうとする彼の手首を掴んだ。
「いいじゃん、旦那に相手されなくて寂しいんでしょ?」
そう囁かれて、またキスされた。
単なるフレンチ・キスではない。
拒む声を出そうと開かれた唇に夫と濃厚なキスをしていた舌がおもむろに射し込まれた。
「むぅっ…!ううっ…!」
やめてください!と発した言葉は彼の口の中に吸い込まれ、モゴモゴとした不明瞭な声になっていた。
「ほら、奥さんも気持ちよくして差し上げますよ」
彼が凉子の足首を掴んできて、
むりやり足を広げられた。
キスから逃げた彼の唇は、凉子のおっぱいやヘソなんかに興味はないとばかりに一直線に股間へ向かう。
そしてナメクジのような舌が涼子のアソコを舐めてきた。
足をバタバタさせて抵抗したけれど、
それはほんのポーズで力なく彼の思うままにさせてしまった。
久々の男の舌で舐められてるうちに、
頭がボーっとしてきて、
何がなんだか分からなくなってくる。
『この人は男が相手じゃないとダメなんじゃなかったの?』
そんな思いが顔に出たのだろう。
「奥さん、僕はね、男も女もどちらでも愛せるんですよ」
彼のカミングアウトに
このままだと犯される!と思った。
いきなり彼が涼子の体の上に乗ってきた。
びっくりして押しのけようとしても「いいから、いいから」と取り合ってくれない。
「ほら、奥さん、口ではイヤだと言いながら
これは何だい?」
涼子のアソコをかき混ぜた指を目の前に見せつけられた。
その指は、まるで糊の中に射し込んだようにヌラヌラと濡れ光っていた。