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愛しのバニー~Bad Romance~
第1章 うさぎ

「許されるのならば、いつまでも二人きりでいたい」

喜田恒彦は
うさぎと小さな個室で体を絡め合わせ、
白い乳房を愛撫しながら願った。


うさぎとは、半年ほど前、
このファッションヘルスで出会った。

東京から車で一時間半国道を走った地方のラブホテル街。

そこに身をすくめるようにして建つ
小さな三階建てのテナントビルに、
ファッションヘルス「ピーチ」はある。

うさぎと出会ってからというもの、
喜田は毎週ピーチを訪れた。

メガネとキャップで顔を隠して入店し、
毎回うさぎを指名している。



うさぎは、
個室の固いベッドに仰向けになった
喜田の裸体にまたがり、

まだ力ない喜田のものを手のひらにのせ、
上目遣いでほほ笑んだ。

見つめながら、付け根から先端に舌を這わせる。

舌が裏の筋を舐め上げるごとに、
むくり、むくりと長さが増して行った。


「おお・・・うさぎ・・・」

喜田がうっとりと声を漏らすと、
うさぎの色白の童顔に笑みが浮かんだ。

愛らしくも淫靡なしぐさで、
桜色のぽってりとした唇をアーンと開くと、
先端を、はむっと美味しそうに口にふくむ。

敏感な先端をなぞって、うさぎの舌が旋回する。

付け根を支えていた華奢な手を
ふりきる勢いで、
喜田のものが力いっぱい上を仰いだ。

「つうさん、しゅごいね」

恒彦の頭文字のつを取って、
うさぎは喜田を「つうさん」と呼ぶ。

呼びながらうさぎは、
喜田の先端から垂れた体液を
竿に沿って舐め上げ、
満足そうに微笑んだ。
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