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ココロのアナ
第12章 躾③


シャワーを浴びリビングに戻ると
旭はパソコンを弄り仕事をしている。
普段はコンタクトだが
今は眼鏡をかけている。
見慣れない旭にドキってした。

茶色の縁が旭の髪色に良く似合う…



「急ぎの仕事なのか?」


「俺来月で辞めるからね
それまでにリストを整理して
後の人に回さなきゃいけないんですよ」


「お前…営業取れたのか?」


「コネでね
父親の会社の下請けに行ってきたから」


「なるほどな」


「汚いとか言わないんですね」


「コネでも業績だよ」


「実を言うとね
会社の経営微妙だったから
少しでも貢献したかったんですよ」


「辞めるなら関係ないだろ」


「修がいるからね
潰れたら大変でしょ」



俺の為…か。

旭が辞めて父親の会社に行くなら
もうこの関係も終わるのか。

《遊び》
あぁ…あいつも言ってたな。

でも次期社長ぢゃぁ
ホモの相手してたら信用落ちる
あと1ヶ月…
そしたら俺は旭の為に
ココを出よう…。



好きだと気づき…
好きな相手に迷惑かけられない。



《一生俺に飼われろ》か…
その時だけの感情でも嬉しいよ。




「まだ足りないの?」



俺の顔色を見て旭は言う。



「いや…十分さ…」



「もう絞っても出ないね」



もうあの日の事は忘れよう…
旭が言ってくれたように
今俺には旭がいる。

渚の事は許せないが
事実俺にも責任はあったし



《俺が忘れさせてやる》
旭の言葉を信じてみたくなった…



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