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ココロのアナ
第9章 強行手段



いきなり頬に触れられる


「ンッー…ンッ…」


言葉にならない声を必死にだす

ヘッドフォンが外され声が掛けられる。



「泣かないで、修」


濡れたアイマスクを外され…
涙を拭き取るのは…

渚…。



どこかで旭が来てくれるんぢゃないかと
期待していた…



軽々と抱えるとベットに戻される。



「食べ物買ってきたけど
おなか空いてない?」



何故渚が笑顔でいられるか
全く理解できない…



「食べなきゃ体力保たないよ」


平然と話しかけてくる渚に失望した。



「明日から連休だし
たっぷり体に刻み込まなきゃ
休み明けには俺しか目に映らないように
しっかり調教してあげるね
逃げようなんて考えたら駄目だよ
修がそんな事したら
大好きな旭が困る事になるから」
 


旭は今関係ないだろ…
それに連休中俺を監禁する気か…?


渚は完全におかしくなっている。



普段はとてもいいやつで
人柄もいい…
なのに変わってしまった…



いや…

変えてしまったのは俺か…?




初めて渚としたあの日
俺からキスなんかしてなければ
今こんな事にならなかったんだ…



そのツケが今になって
来たって事なのか…



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