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ココロのアナ
第9章 強行手段



ー31日ー



監禁され4日目…



覚めなくていいのに…
朝日が眩しくて目が覚めた…

今日は何日だったっけ?
もう、年はこしたのか?

どーでもいい…
そんなもの必要ない。



もう何も考えたくない…


あんにに溢れていた涙も出ない…


何で泣いていたのかも忘れた…



渚は今日も料理を作り
食べさせようとする。

パンを一口無理矢理押し込まれ
水で流し込む…。



立っていられなくなった…
ライターがつけられない…
トイレまで支えられなきゃ行けない…
常に瞼が重く少しでも気を抜けば
意識が飛んでしまう…



何も出来なくなっていく…。


髭を剃ってもらい
服を変えてもらい
ベットまで運ばれる



壊れていくのが分かった。



渚は俺に尽くし側を離れない。
優しく触れ笑顔で話しかける。


ココロのアナ…
渚で埋まるのか…
埋めてくれるのか…



手を伸ばし渚の頬に触れた…。




「側にいてくれるんだよな…」



溢れる涙を止める事はできなかった…
この時は既に旭の顔は浮かばず
キモチを満たす事で楽になろうとした…



「抱いて…」



俺は渚に跨がり自ら挿入し
渚にもたれかかる


動けない…
既に体力は限界で…
目すら開けられない…



「俺を…壊して…」



オモチャのように…。



激しく下から突かれ
意識は飛び目を閉じると
何か忘れている事を思い出した…
でも何かは思いだせない…


約束…

した…

誰かと…

大切な約束…

誰と…





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